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築30年以上?の改装工事

  • vaneee7
  • 11月2日
  • 読了時間: 2分

中古物件を購入されたオーナーさん

みずからリフォームをDIYでされていたらしく

解体まで、なんとかでしたが

専門的な作業が多いので断念とのこと




現場の床が左右5cm傾いているので

一度ばらして再構築します

使える木下地は再利用します

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和室 リビングをワンフロアでバリアフリーにします

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筋交いのある柱を取りたいとのお話でしたが

難点が多々あります


①大梁が取りたい柱に集中して荷重がかかっている

②躯体の割に筋交いが少ない

③この筋交いと同じ方向の筋交いが付近にない

④大梁を受ける枕梁を入れる場合天井から300mm超が天井から飛び出る

(大梁と、それにかかる幾つかの梁の荷重をカバーできる枕梁が必要)

⑤屋根が本瓦で屋根重量があり、頭が重い建物であるので筋交いが必要


現在の筋交いがシングルなのでダブルにして

金物で固定も必要

逆に増強したほうが良いです

※地震対策も兼ねて


5cm床が下がっている個所をレベルだしして

作業していきます

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5cmの理由は

現場の建屋の立地が

坂の下で地盤が緩いのと

水はけが悪いようで

部分的に穴が開いているのは

基礎下で一部分が流れているようです

築30年?の間で5cm建物の角から2m分下がってきているようです

基礎にはヒビなどの亀裂は見当たりませんが

基礎外の犬走りに亀裂がありました

いきなり建物が倒れることは無いですが

外部の補強工事も検討された方がよいです



床下地の根太受けもレベルが変わるので

新規木材で再設置します

土台火打ちもあるので切り抜いて取り付けます


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こんな感じです


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割愛してますが

床下地の根太を設置して

シロアリの薬を散布しました


この画像の床下地の大引き材ですが

既存の施工が逆の施工でした


逆?どういうこと?と思いますが

凄く大事なのです

大工の基本ですが

木材の使い方の話です


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木材には木表、木裏というものがあります

木材の年輪の中心がが四角の角材のどちらの位置に寄っているかで

曲がり方向が決まります


ここまで寄っていることは、まずないですが

背と腹の曲がりの特性を理解して設置します


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図のように

逆に設置すると

床束が浮き上がり 床鳴りします

屋根の下地の梁は逆に

背を上に設置することで

屋根の荷重を受けても十分に梁の役割を発揮できます


この背と腹の使い方が逆だと

よくあるのが

年々ふすまが閉まりずらくなったなどの症状が出てきます


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本来の形に戻して設置しました


今日はここまで

 
 
 

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