防音部屋の案件
- vaneee7
- 10月7日
- 読了時間: 3分
現在は防音部屋を手の届きやすい
簡易防音が主力にしています
以前の案件と現在の現場調査からのパースなど含めた
記事になっています

東京 四ツ谷のマンションの現地調査です
既存の建物に
どれくらいの防音数値を求めてるか
果たして達成するには
どのような工法で
どれだけのサイズ感になるか
防音室は既存建屋から独立したBOXインBOXの施工なので
部屋のサイズが狭くなります
マンションなどのPSと呼ばれる排水管のスペースは
配管周りは空間が多いので
部屋で大音量で鳴らすと
箱鳴りといって
計測数値に悪影響が出ます
PS内の吸音や外部の遮音は必須です
それと
マンションなどでは近隣のマンションの位置が
同等階にある場合は
使用する時間など
昼夜の外部測定もします

現在のパースも作りながら
進めていきます



ここのマンションは
エレベーターが各階 1室で直なので
エレベーター前も防音しないと
音が他の階に響いてしまうので
防音室とエレベーターのエリアを分けました
サイズ感
予算
費用対効果がマッチしなかったため
ここでの計画はキャンセルになりました
代替地を選び
新宿5丁目の地下1階になりました

築30年のテナントビル
当時の建物の図面を戴き現場調査をします
テナントビルは
借主によって変更になってる箇所も多く
30年も経っていると
電気、水道などの配線や配管が古く
一部交換するコストもあるので調査して積算します
当時の図面から
あるはずのコンクリート壁がブロックになっていたり
あるはずの配管が埋められていたり
この当時の建物は
ざっくりしたものが多いので
現場調査で入念にチェックします
今では無いのですが
この地下1階の部屋の下に
し尿プールが存在していました
床スラブが150mmしか無く
スタジオなので床にコンクリートを足します
映画館の工法でコンクリート下に高密度のグラスウールを埋設します
ただグラスウールを入れるだけではないですが
ここでは省きます

300mm厚の床になりました
コンクリートは固まる時に熱を発するので
かなり暑かったです

一層目の壁が終わり
二層目の壁に取り掛かる途中です
詳細は省きます

一気に飛ばしますが
仕上がり直前の画像です
手前の防音ドアは
ドア本体で80kg
枠込みだと120kgあります
自重があるので
床スラブが薄い上に
防音ドアを設置できないので
既存床スラブの下にある基礎上に設置しました

防音室前のロビー
このビルの時代の建築法が現代のものとは違うので
かなり華奢なつくりなので
低音の響きなど
かなり考慮しました
換気システムも
商品+オリジナル制作で設置
ここの物件で不思議なことが発生
床下がし尿プールなので
スタジオ内はコンクリートを増しているので
計測数値は変わらないのですが
ロビーは天井高などを考慮して
通常の床になっています
し尿がバキュームカーで排出されると
ロビーでの数値が変わる
満水と汲み取り後の空間ができると
変化するようです
ロビーなので問題はないのですが
ざっくりですが
スタジオ製作でした





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